考えごと
AIが生成した文を練習の手本に使わない理由
プロダクトノートをもとに編集
学習する言語の手本として、AIが生成した文は使いません。文の練習と読書には、人が書いた既存の文や文章を選びます。これはの土台となる方針です。
例文は、使い方の手本になる
文を繰り返したり、聞いたり、組み立て直したりするとき、覚えるのは文法の規則だけではありません。言葉の選び方、組み合わせ、語調も身につけていきます。学習中は、意味が通じそうな表現と、実際にそのように使われる表現の違いを判断しにくいものです。
だから、手本にする文の出典を確かめたい。特定の文法を含み、問題にちょうどよさそうだという理由で、モデルに新しい文を書かせることはしません。
原文だから適切とは限らない
本にある文でも、今では古い言い方かもしれません。短い日常的な文でも、前後がないと誤解を招くことがあります。出典があるだけで、誰にとっても、どの練習にも良い例になるわけではありません。
そこで選ぶ作業が必要になります。練習したい用法が表れているか。ほかの文法や単語は適切か。文脈は十分か。出典と利用の権利も確認します。読書には文学作品がぴったりでも、日常会話の手本には別の選び方が必要です。
AIに手伝ってもらうこと
AIは準備作業を手伝います。適した箇所を探し、単語や文法を整理し、翻訳を用意し、結果を照合する。既存の文を合成音声で読み上げることもできます。
学習する言語の文は、出典から取った原文のままです。翻訳、言語分析、音声は、それぞれその文に合っていなければなりません。原文に出典があるからといって、補助情報まで誤りがなくなるわけではありません。それぞれに検証が必要です。
合う文が見つからないとき
この方針では、文を選ぶ手間が増えます。どの学習目標にも、適した文と翻訳と音声がすぐそろうわけではありません。その場合は、収録する文を増やす必要があります。問題に必要なデータがなければ、別の適した文を使うか、その問題を出さないようにします。
その空白を、学習する言語の文を急いで生成して埋めることはしません。学びの手本には、それだけの手間をかけたいと思っています。